タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

第3章1980年以前?注意点旧公庫仕様は基礎立上り高さ240mm以上。(基礎の高さについては、40cmより低い場合は、土台の腐朽に注意する。)?検査のポイント基礎高を測定する。床下の乾燥状態の確認は、2「床下・小屋裏換気口」による。防湿に関しては、敷地の特性についても調査する。?改善方法基礎高は変えることが困難なので、床下の防湿が不十分な場合、防湿コンクリートや防湿フィルムの再施工を行う。【防腐、防蟻】?概要~1971年の基準法改正まで令第49条では、外壁内部の柱・筋交い・土台の防腐措置のみの規定である。旧公庫仕様は、1951年以来、防腐塗料について、クレオソートを前提に記載している。?注意点水廻りや在来浴室の軸組の腐朽に注意。(1960年代後半からクロム銅ヒ素系木材保存剤(CCA)を加圧注入した土台等の生産が増加しており、廃棄の際は分別に注意する。)?検査のポイント床下・小屋裏の木部を目視・触診で調査。?改善方法著しい腐朽・蟻害がある材を交換する。漏水その他の原因による腐朽は、原因についても対策を講じる。外部仕上げ【屋根】?概要1コロニアル葺き塗装の耐用年数は10年程度のため、10年以内のメンテナンスの無い場合は、劣化が素地まで進んでいれば葺替えや重葺きを検討する。化粧スレートの耐用年数は30~40年程度とされる。※コロニアル・新生瓦(住宅屋根用化粧スレート)は1960年代より製造され旧公庫仕様への記載は1970年代以降。48