タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

?改善方法□耐力壁不足・バランスが悪い→耐力壁の追加(耐力壁下部の基礎の強度が不足する場合は、基礎の改修も検討する。)第3章1981~89年【接合部】?概要1978年~Zマーク金物の規格が制定。1979年以降、旧公庫仕様で平金物等の金物接合が公庫で推奨され始める。~1995年の基準法改正まで法令による接合金物の奨励がなく、柱脚柱頭・筋交い接合部の強度が、引抜力より弱い場合がある。~2000年の基準法改正まで引き抜きに対するホールダウン金物の緊結の規定は定められていない。?注意点1975年以降、旧公庫仕様に設置位置の記載があり、アンカーボルトはほぼ問題なし。1995年まで、耐力壁からの引抜力に対し、柱脚柱頭・筋交いの接合部に必要な強度がない可能性が高い。?検査のポイント柱脚・柱頭金物、筋交い金物の仕様の確認・構造図/壁量計算書・小屋裏・床下から可能な範囲で現況調査。?改善方法□接合部の仕様が不十分な場合→接合部の補強(突付け釘1本打ち程度の場合もあり、接合部の施工状態は様々ある。耐力壁等の改修と合わせて補強を考える。)(1979~1981)[筋交いの取付く柱に使用する金物]羽子板ボルト、かど金物(2枚)、かすがい(2本)(1982~)[筋交いの取付く柱に使用する金物]羽子板ボルト、かど金物(2枚)、山形プレート、かすがい(2本)[1階筋かい上部と通し柱の取り合い]ひら金物[筋交いに使用する金物]筋交いプレート、ひら金物※旧公庫仕様の詳細は次頁に表記する。54