タイトル:維持管理の考え方とガイドライン

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概要

全国住宅産業地域活性化協議会 維持管理の考え方とガイドライン

化粧スレートの耐用年数は30~40年程度とされるが、劣化が素地まで進んでいる場合は葺替えが必要。2鉄板系葺き塗装の耐用年数は10年程度のため、塗替えを検討する。3瓦葺き瓦の耐用年数は特にない。地震や台風などで、瓦がずれている恐れがあるので、確認を行う。?注意点築後15年以上経過しているので、メンテナンスを検討する。劣化が著しい場合は、再塗装もしくは葺替えが必要な時期に来ている。(コロニアル葺きの場合、勾配が緩いと裏に雨が回り、野地板の合板まで普及していることが多いので注意が必要。一部の瓦葺きでは、役物に鉄板系のものを使用しているものがあるので、その部分の確認が必要。)?検査のポイント□下地・仕上材の仕様、経年劣化の程度・矩計図/仕様書/聞き取りを基に可能な範囲で劣化状態を現況調査?改善方法□コロニアル葺きや鉄板系葺きの塗装仕上げの劣化□コロニアル葺きや鉄板系葺きの素地の劣化□瓦葺きのずれ(2004年まで、石綿含有建材の製造が行われているため、処分方法に注意が必要。)第3章1990~99年【外装】?概要1サイディングサイディングは、塗装された強化セメント板で通常7年を超えると塗替えが必要とされているが最長で10年程度は持つ。メンテナンスがない状況場合、15年以上経過しているので、塗り替えか劣化が素地まで進んでいれば張り替えが必要。1994年~旧公庫仕様に、ガルタイトが追加される。1998年~JIS規格に、ガルバリウム鋼板が制定される。2モルタル吹き付け仕上げのリシンや吹き付けタイルの仕上げは、通常7年~10年程度は持つ。10年以内にメンテナンスが無い場合はモルタル層の劣化に注意する。モルタルの耐用年数は15~30年とされる。角砂糖のように崩れるような剥落などモルタル層の劣化が生じている場合は、下地改修を含む左官塗替えを検討する。67